また会おう

先日、家に来た友人と、「男はパターンで行動する」という話をした。37回目の静まり会についての話し合いだったけれど、テーブルの上に去年の資料を広げたまま、本題そっちのけで、時間を割いて話をした。気づかされることもあり、なかなか面白い会話だった。

彼女は、我が家と反対で、旦那さんが健聴者。「結婚して25年も経つのに、いまだに後ろとか横から声をかけられるの。たまに雰囲気でわかって返事をするときもあるけど。」

とってもびっくりした。私は相手が難聴者とわかったら、背後から名前を呼ぶことはしない。夫を呼ぶときには、必ず近くまで行って、肩にとんとん、と触れたり、顔を見て用件を伝える。難聴者と結婚している人は、みんなそうなのかと思っていたけど、違うんだ。なんで??と思った。

彼女いわく、「夫が私に声で話しかけるときは、私は両耳に補聴器をしているの。でも、補聴器を外しているときは、手話で話しかけてくれるから、言っていることがわかるの。教会で礼拝しているとき、夫が隣で、讃美歌の歌詞を指でフォローしようとしてくれるんだけど、私は讃美歌(ヒムプレイヤー)の音は聞こえるから、「大丈夫」って言うの。」

私/うちの夫は、家に帰ってきたら必ず両耳の補聴器を外すんですよ。それでもお互い声を出して会話をしていますよ。夫は、ものの言い回しについて、よく、パターンを教えてくれって言うの。旦那さんも、状況パターンで動くんじゃない? 女性は、気分で動くことが多いけど。

・・・ってなことを言ってたら、彼女は一大決心をする表情になって、「決めた!これから、家では補聴器を外すわ!」

このご夫婦、去年、富山に来てくださった親しい方々です。旦那さんが定年を迎えて、家にいるようになって、バトル頻発しているみたい。私は、夫がキッチンで洗い物してくれることがありがたいと思っている。やり方が違ったり、お皿のしまい場所が違ったりしても、宝探しみたいなつもりで、イライラしたことはない。あ、去年、製氷機の水を吸い上げるパーツがないので探していたら、夫が捨ててしまったと判明したけど、「仕方が無いねー」でおしまい。今は離れている時間が長いから、ストレスを感じないでいられるっていうだけかな? 夫の定年まであと2年、次第に出て来るのであろうか。

話をしたあと、ほんの少しの間、私は洗い物、彼女は、本を読んだりして静まって過ごしたのだが、「補聴器を外してるね」と声をかけてくれたのが新鮮だった。私はいつも夫が補聴器を外してテーブルに置いたことを、音で知るから。夫が補聴器を外すときが決まっているから、わかる。

前置きがすっかり長くなったが、教会の礼拝後の私たち夫婦の会話。ランチタイムから午後にミーティングや学びがあって、夫と別行動なのだ。お弁当を片手に、夫に話しかけた。

私/じゃあ、次、いつ会える?(もちろん本日午後の話)

夫/うむ、来週。

私/えっ!? 

夫/あ、土曜日の夜。

私/えーっ。まだ会えるでしょっ!!

夫/あ…。今日か。

・・・「まだ会えるでしょ」のところで、通りかかった姉妹(既婚者)に笑われてしまった。ふつうの夫婦は、どんな会話してるの? 

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