ももた「ろう」

19日に、今年もお招きいただき、W大学でレクチャーをします。聞こえない人との関わりから学んだことなど。神様からいただいた良いものを学生たちに提供し、彼らが新しい観点をもって社会に出て行くことができますように。

教材として、「桃太郎」の、ろう者バージョンの動画を見せるのはどうかなと思って考えていることを夫に言いました。日本人が学生が少ないらしいので、使わないかもしれないけど。視覚言語である手話の特徴が満載なので、日本語の文字で読む物語がつまらなく思えるほどです。たとえば、桃太郎が犬と猿と雉(きじ)をお供に、舟にのって鬼ヶ島に行く。舟が陸に乗り上げたときの衝撃。桃太郎が犬と、目を合わせてうなずく。猿と。雉と。スローモーションで場面が切り替わっていく。聞こえる人だったら「それーっ」と、かけ声だけで突進していくところだけど。

そしたら夫が言いました。

夫/鬼って、なんか悪いことしているの?

私/悪いことをするから、桃太郎が退治しに行くんでしょ。

夫/鬼ヶ島の中にいるだけの鬼だったら、そのままにしておけばいい。わざわざ桃太郎が行くことはない。

私/それだったら物語にならないでしょうが。

夫/じゃあ、金太郎は? 熊と相撲をとって、汗臭い。

私/汗臭い? どんな話だっけ・・・。

・・・日曜日の礼拝後、お昼ごはん中の会話でした。

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