成長させてくださる神

聖歌隊では、クリスマスに向けて練習しています。だんだん、声とハーモニーがひとつにまとまってきました。

昨日は。証しの当番が回ってきました。

まず、聖書箇所を知らせず、みことばを読みました。

マルコ42629 新改訳聖書

また(イエスは)言われた。「神の国は、人が地に種を蒔くようなもので、夜は寝て、朝は起き、そうこうしているうちに、種は芽を出して育ちます。どのようにしてか、人は知りません。地は人手によらず実をならせるもので、初めに苗、次に穂、次に穂の中に実が入ります。実が熟すると、人はすぐにかまを入れます。収穫の時が来たからです。」

次に、新共同訳で同じ箇所を読みました。

また、イエスは言われた。「神の国は次のようなものである。人が土に種を蒔いて、夜昼、寝起きしているうちに、種は芽を出して成長するが、どうしてそうなるのか、その人は知らない。土はひとりでに実を結ばせるのであり、まず茎、次に穂、そしてその穂には豊かな実ができる。実が熟すと、早速、鎌を入れる。収穫の時が来たからである。」

 

私は今から15年くらい前、まだ独身時代に、自分の人生の土台が大きく揺るがされることがあって、続けていた仕事を辞めました。そのときから、自分の人生を何ヶ月かごとにふりかえる習慣をもっています。仕事を辞めてから、初めて難聴者の世界を知り、手話を学ぶようになり、結婚に導かれ、東京ライトハウスチャーチに来ました。

7年前からは、「難聴者とともに歩む静まりの会」を、難聴の友人とともにやっています。だいたい3ヶ月ごとに1度、みことばの黙想とわかちあいのときをもっています。黙想というのは、みことばの短い箇所をゆっくり、繰り返し読み、あるいは聴き、心に留まる箇所を思い巡らすことです。

 先ほどお読みしたのは、静まりの会の導き方セミナーに参加したときに出会ったみことばです。セミナーで何をやるかといえば、やはり同じように、御言葉の黙想と自分の経験を書き出す、分かち合うこと。分かち合いをふりかえって、自分の心の反応、心の動きを見つめ、耳を傾けることです。

 みことばを思い巡らしていると、作物に実りをもたらす雨を待っている穂のイメージが浮かんできました。手を休めて、その場にいるイメージです。

 作物が実りをもたらすプロセスを「どのようにしてか、人は知りません」「人手によらない」とみことばに書いてあります。人は土に種を蒔くだけです。他の訳を読むと、「種を蒔いたら、別に何もしない」と書かれています。「そうこうしているうちに」とも書いてあります。どういう意味だろうと思って、調べてみました。いろいろな物事で忙しくしているうちにという意味です。別に何もしないのかと思いきや、なんやかんや、忙しくしているのです。夜昼、寝起きしているうちに、種が芽を出して、作物に実りがもたらされると書かれています。文字通り、人は何もしていないわけじゃないんですね。

私は朝が弱いので、なかなか起きられません。(夫は朝早くから起きています)ぐーたら生活を、ちょっとはしているかもしれないけれど、やっぱり忙しい日常生活を送っています。あれこれ喜んだり、喜びすぎたり、悲しんだり、悲しみすぎたり、怒ったり、祈ったり、悩んだり、賜物を用いて人に仕えたりしている。あれこれ考えて準備をしても、それを脇において、違うことをするように神様が導かれるときもあります。神様から愛をたくさんもらって、穂の中に実が入って用意ができたら、神様が種をまく機会を与えてくださる。私のうちに良い実を結ばせて下さる神様に信頼して、これからも歩んで行きたいと思います。

 

思い出した御言葉:蒔く人に種と食べるパンを備えてくださる方は、あなたがたにも蒔く種を備え、それをふやし、あなたがたの義の実を増し加えてくださいます。第2コリント人への手紙9:10

 

 (参考に調べた聖書の訳)

リビングバイブル

神の国のたとえを、もう一つ話しましょう。ある農夫が畑に種を蒔いて家に帰りました。日が経つにつれて、別に何もしなくても、種はどんどん成長しました。土が種を成長させるからです。まず芽が出て、次に穂、そして最後に穂の中に実が入ります。すると、さっそく農夫が刈り取るのです。

 

The Voice Bible

Here is what the Kingdom of God is like a man who throws seeds onto the earth. Day and night, as he works and as he sleeps, the seeds sprout and climb out into the light, even though he doesn’t understand how it works. It’s as though the soil itself produced the grain somehow from a sprouted stalk to ripened fruit. But however it happens, when he sees that the grain has grown and ripened, he gets his sickle and begins to cut it because the harvest has come.

 

NIV

He also said, ‘This is what the kingdom of God is like. A man scatters seed on the ground. Night and day, whether he sleeps or gets up, the seed sprouts and grows, though he does not know how. All by itself the earth produces a crop-first the stalk, then the head, then grain that ripens within. And as soon as the grain is ripe, he swings his sickle, because the harvest has come.

 

 

 

 

カテゴリー: キリスト教信仰, 手話, 暮らし, 要約筆記, 静まり, 食べる パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です