下向き生活6日目

今朝の診察では、眼球の中のガス(ガスの力で網膜をあるべきところに押しつける)は75%。1日5%ずつ体内に吸収されて減っているみたい。視力としては上のほうからはっきり見えていて、下のほうはぼんやり。目の中の水平線が見えて、頭を動かすと、水平線が波打つという。ガスが半分まで減ったら、退院の話になる。退院してすぐ仕事に復帰する人もいるし、自宅加療してから1週間後、外来で診察を受けてからの人もいるという。その仕事が川崎ではなくて富山県だということ、毎週富山と川崎を往復する生活だとは、まだ夫は医師に伝えていないようだ。

私のやることは特になし。夕方、顔を見に行き、両腕が筋肉痛になっている(肩や腰じゃないの?)というので、もみもみ。1日にあったことを報告し、お祈りをして、夕食をともにして(もちろん夫は病院食)帰る。

夕食後のコーヒータイムがお楽しみ。私が売店で買ってくるのだ。談話室の窓から少し欠けた月がこうこうと輝いていた。

毎日顔を合わせているので、「何か変わったことないか」と言われてもネタが尽きる。「流しに皿がたまってるんじゃないのか」と夫に心配されている。日曜日の夜の韓国ドラマ「オクニョ」のストーリーを要約して伝えたら、「録画予約してある」と言われた。

コーラスのメンバーが、朝日新聞の切り抜きを私にくださった。聖書協会共同訳聖書が新しく原語から訳しなおされたことが書かれてあった。

そこに書かれていたのは、コヘレトの手紙(伝道者の書)9章9節の御言葉。

古:愛する妻と共に楽しく人生を生きるがよい

新:愛する妻と共に人生を見つめよ

楽しく と訳された言葉の原語が、「見る」という意味なのだとか。

だいぶ違うよね?

私たちは、人生を見つめているのであろうか?

今日は、午後の予定がキャンセルになったので、母からもらったチケットで、渋谷Bunkamuraの展覧会「ロマンティック・ロシア」に行った。1階のギャラリーでは、東山魁夷やマルク・シャガールの絵も見た。本屋で、眼科の医学書を立ち読みした。5㎜くらいの薄い本で5000円だって!高っ!

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