いつも教会でお世話になっているU子さんから、電話があったのは去年の秋。「居住マンションの集会室で月2回、集まりがあるの。地域の人にイエス様を証ししたいけど、ひとりじゃできない。どうか手伝ってほしい」最初は、讃美歌を歌いたいという話だったけれど、状況を見てから決めようと、夫と下見に行くことに。
話に聞いていた通り、小さな集会室はすごく暖かかったけど、小学生の女の子がお菓子を食べながらわーわー騒ぎ、かつ片隅ではカラオケに興じる年配の方がいて、ちょっぴりカオスな感じでした。
床にこどもたちを一列に体育座りさせて、即席の手話教室の始まり始まり~。夫は「今日は下見じゃなかったのぉ?」と目を白黒。
聞こえない人とのコミュニケーションは、手話の他に何があるでしょうか?と子どもたちに聞いてみたら、「紙に書く~」って答えてくれた。すごい! 大人よりわかってるじゃん。
最寄り駅での出来事を話した。改札口を通るときに、障害者手帳を見せて割引を受けるのだが、駅員さんのいるのは線路を渡った向こう側。自動改札を開けてもらわなきゃいけない。
私/そこで困ったことがあるんだ。インターホンの赤いボタンを押すと、機械の向こう側から駅員さんの声がするんだ。私は耳が聞こえるから、話の内容がわかるけど、旦那さんにはわからないの。
みんな/へえー、気づかなかった!
夫にも、話してもらった。人にお願いするにも、何に困っているのか、どう助けてもらいたいのか、なかなか話が伝わらずに困ったことがあるんだって。
こういう話、教会の人も知らないかもしれないな。
そして、挨拶の手話表現を知りたいと、大人からリクエストがあり、みんなで学んだ。おはよう/こんにちは/こんばんは/ありがとう/さようなら
15分くらいで終わり。子どもも大人も生徒ってのがいい。
輪投げも楽しかった。真ん中が「5」だと、縦横斜めが同数になるらしい。
ありがたいことに、また来て下さいとリクエストされた。