里の秋

里芋の株を傷つけないように、シャベルを使って土から掘り起こして、

株を畑に叩きつけて土を払い、もっさりと根の生えた芋を、手でもぎり取る。

堀り立ての芋は、外の皮も柔らかくて、中身は真っ白。

かごいっぱいになったら、土をじゃぶじゃぶ洗い流す。

天気のよい日に干して、表皮の余分な水分を飛ばす。

赤ちゃんのへその緒のように、太い根っこも、細くなって芋から取れる。

芋は寒さに弱いので、冬にならないうちにおいしくいただく。

皮をむいて、煮っ転がし、鍋もの、他にどうやっていただきましょうか。

カテゴリー: 富山, 食べる パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です